腰椎ヘルニアとDRT療法

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昨年の12月よりご来院いただいている、40代の男性の患者さんのお話です。

症状としましては。
3年位前から、左腰痛・左臀部鈍痛・左脚シビレと痛み。
歩行が辛く、夜寝ている時も辛いため睡眠が浅い。

という症状でお見えになりました。

設備関係のお仕事をされているので、どうしても姿勢が悪くなってしまう時があるということでした。

この方をパッと見て思った事は。
「立っているのに、骨盤を立てることが出来ていない・・・」でした。

腰痛の方に多い立ち姿ですが。
下っ腹が出てしまい、背中が丸まり、腰も後ろに負担がかかって腰痛になるパターンでした。

因みにこんな感じです。

これは時間が掛かるな!と思っていました。

1年とか、ご本人が意識しないともっと時間がかかるかもしれない。
そう思っていました。

しかし、当院が導入しているDRTが解決してくれました。

DRTという施術方法を簡単にご説明しますと。

DRTでは、痛いとか、シビレるといった症状は追いません。

症状を追わない代わりに、3大指標というのがあります。
その指標をチェックして、それがクリアされていると自然と症状も改善されるというものです。

この40代の男性の方は、見事にその3大指標に問題がありました。

最初は、「先生、そんなとこ触って痛かったからといって、腰痛に何の関係があるの?」。

と疑問に思っていらしたようで、何度がこの質問を受けました。

当たり前ですよね。ご本人が腰痛だと言っているのに、腰を触らないのですから。

おまけに、ふくらはぎと肩とクビを見て、背骨を5~6分揺らしただけで、もう一度ふくらはぎと肩とクビを見たら終わりです。

後でご本人から聞いた話ですが。
本当にこれで良くなるのかなと思ったそうです。

で、どの様な経過を辿ったかというと。

最初の1カ月は一週間に2回の施術でした。

2カ月目からは一週間に1回の施術になり。
3か月目には寝ている時に目がさ見るという事はなくなりました。

ただ、ちょっと4か月目に仕事が忙しい事もあり、ちょっとまた痛くなってしまいましたが。

5か月目は一週間に一度に戻して、体調も大分戻りました。

現在は、指標も大分よくなり。
腰痛の改善は勿論ですが。歩行も問題ないようです。

まだ、腰と臀部に違和感があるので通院は必要ですが。

「ちょっとでも悪化したら手術ですよ」。
とドクターかわ言われていたことを思うと。

「随分と楽になりました」と笑顔で語ってくださいます。

腰椎ヘルニアだというのに、腰を触ることなく、改善してしまうDRT療法。
凄いと思います。